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神経リハビリテーション領域の文献紹介➁

 rESWTの施術間隔に関するランダム化比較試験(Tur Seguraら、2026)

   

文献要約

研究の背景

  

脳性麻痺(CP)に伴う痙縮に対して、拡散型圧力波(rESWT)は非侵襲的なアプローチとして活用されており、筋緊張や関節可動域、歩行機能などに関する研究報告が蓄積されています。一方で、施術間隔については研究ごとにばらつきがあり、「施術間隔を延長しても同様の経過が得られるのか」は明らかになっていませんでした。そこで著者らは、rESWTの施術間隔が臨床経過に与える影響について検討しました。

 

 

 

研究デザイン

  

脳性麻痺患者72名を対象とした単施設ランダム化比較試験です。最終的に71名が研究を完遂しました。参加者は以下の3群に無作為に割り付けられました
  • 1週間ごとにrESWTを実施する群
  • 2週間ごとにrESWTを実施する群
  • 4週間ごとにrESWTを実施する群

すべての群で施術回数は3回に統一され、下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)を対象としてrESWTが実施されました。

評価は治療開始前から24週間後まで行われました。

 

 

 

主な結果

  

すべての群で、

  • 足関節の他動可動域(pROM)
  • Modified Tardieu Scale (MTS)による筋伸長反応
  • Time Up and Go Test (TUG)
  • 10 Meter Walk Test (10MWT)

の改善が見られました。

一方で、

  • 1週間隔群
  • 2週間隔群
  • 4週間隔群

の間に統計学的な有意差は認められませんでした。著者らは、施術間隔を延長しても治療経過に大きな違いは見られなかったと報告しています。

また、年齢が若い患者ほど大きな変化が見られる傾向が報告されました。

 

 

 

安全性

  

研究機関中、重篤な有害事象は報告されませんでした。

確認された反応は一時的な皮膚発赤のみで、数分以内に自然消失したと報告されています。

参加者は鎮痛薬や麻酔を使用することなく施術を受けています。

     

     

     

     

    著者らの結論

      

    著者らは、施術間隔を1週間から4週間に延長しても臨床経過に大きな違いは認められなかったと報告しています。

    そのため、rESWTは患者の通院状況や臨床現場の応用に応じて、施術間隔を柔軟に設定できる可能性があると考察しています。

     

    【引用】Tur Segura M, Morral A, Gimeno Esteve F, Biedermann Villagra T, Mangas Hernández A, Ancosta Diez S, Jiménez Redondo J, García Rodríguez N and Milà Villarroel R (2026) Radial extracorporeal shock wave therapy for the management of spasticity in cerebral palsy: a randomized controlled trial with different time intervals between sessions. Front. Neurol. 17:1775659. doi: 10.3389/fneur.2026.1775659

     

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